冬になると唇がカサカサになったり、割れたりしますよね。
それを防ぐためにリップクリームは絶対必需品っていう方は多いと思います。
ところで、リップクリームって英語で何て言うかわかりますか?
今日はリップクリームみたいに通じそうで実は和製英語だという単語を見ていきたいと思います。
リップクリーム
冒頭で上げましたが、残念ながらリップクリームは英語でLip creamではないのです。
リップクリームは和製英語なんですね。
英語ではlip creamではなく「chapstick」と言います。
何かchopsticksと一字違いで、お箸みたいでリップクリーム感があまり無いように思えませんか?
一体どういう意味なのでしょう。
実は、これはブランドの名前、Chap Stick から来ています。
本来は英語でlip balmという言葉がありますが、
その商品を売っているブランド名の方が世間に浸透し、いつしかリップクリーム=chapstickとなったみたいです。
ちなみにbalmは香油、軟膏という意味です。日本でもタイガーバームってありますよね。そのバームです。
こんな風にアメリカでは結構本来の名前じゃなくてブランド名で呼ばれている物ってまだまだあるんです。
SPAM
スパムおにぎりとかゴーヤーチャンプルーとかで御馴染みのあのSPAMですが、
そういう名前の食べ物と思ってる人も結構いるかもしれません。
スパムもHormel foods社が販売している商品のブランド名です。
コレは味付けされた豚ひき肉が缶詰にされ、
加熱処理された食品で実際はpork luncheon meat(ポークランチョンミート)という名前があります。
こういうランチョンミートは他社さんでも販売してます。
ですが、例え他社のランチョンミートを買ってきたとしてもSPAMが広く広まりすぎて、
全てまとめてそう呼ぶ傾向にあります。
ティッシュ
コレは日本では全く浸透していませんが、アメリカではティッシュの事をKleenex(クリネックス)と呼びます。
発音はクリーニクスが近いですかね。
Kleenexは日本でも有名なティッシュのブランド名ですね。
これもスパムのようにそのままティッシュの意味として使っているんです。
もちろんtissueでも普通に通じますが、ネイティブにはKleenexの方がより自然なようで、良く
Can you pass me a kleenex?
と言われ、あ、これは「Can you pass me a tissue?(ティッシュ一枚取ってくれる)」という意味なんだと慣れるまで時間がかかりました。
ホッチキス
最後はホッチキスです。
コレはリップクリームと同じように和製英語の例です。
ホッチキスの英単語はstapler(ステイプラー)です。
stapleはU字型の針、釘またはフックを意味し、動詞ではU字型の釘で留めるという意味で使われます。
ですのでstapleする機械ってそのままの呼ばれ方なんですね。
もともとアメリカのホッチキス社製の商品を日本で売り出したことからそう呼ばれたらしいです。
じゃあ、アメリカでも通じるのでは?と思いきや、、、驚くことにその名は全く浸透しておらず全く通じません!
アメリカでは正式名称はstaplerですのでご注意を。
まとめ
リップクリーム=chapstick
SPAMはブランド名だがそれがそれが名前になっている。
ティッシュはtissueだが、Kleenexが代わりに使われる。
ホッチキス=stapler
皆さんも和製英語を色々調べてみると楽しいかもしれませんね。
それでは。
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