【要注意】Most vs Most of

こんにちは、うえちかです。

Most~ も Most of~ はどちらも~のほとんどという意味ですが、実は使い分けがされてるんです。

英語の1つ上のレベルを目指すため、同じ意味だからどっちでも良いんじゃない?

から卒業する絶好のチャンスです!

目次

Most ~

most people(ほとんどの人)
most countries(ほとんどの国)
most books(ほとんどの本)

など、一般的な、とか世間一般的に見てほとんどの~とか大抵の~等、名詞を修飾するのに使われます。

ポイントは限定されていない、広い範囲に共通するということです。

「私のクラスメートのほとんど」とか「箱に入ってるリンゴ」など、

狭い範囲に限定されたことではないということをしっかりと覚えておいて下さい。

例えば、
Most apples are red.
大抵のリンゴは赤い。

Most food contains some amount of carbohydrates, which provide energy for the body.
ほとんどの食品には、体にエネルギーを供給する炭水化物が含まれています。

Most Japanese people study English at school for six years, but can’t speak it.
大抵の 日本人は6年間学校で英語を勉強しますが、話せません。

Most kids love playing video games.
大抵の子供はテレビゲームが大好きです。

繰り返しますが重要なポイントは限定されていないということです。

特定の狭い範囲に限定されていて、世間一般に反映できない場合はmost ~ とは言うことが出来ません。

一つ間違いの例を見てみましょう。

Most students in my class are good at English.

この場合私のクラスという限られた範囲の中のほとんどの生徒となるのでmost studentsは適切ではありません

こういう場合は Most of the students を主語に置くことにより修正出来ます。

詳しい解説は以下をご覧下さい。

Most of ~

こちらも、ほとんどの~、大抵の~という意味というところまでは一緒です。

が、決定的に違うところは、特定の限定されたグループや集団の中にいる人や物のほとんどという意味になります。

Most of the + 名詞
(theの代わりにmy、 your等の所有格も可です。)

または

Most of + 代名詞の目的格
(you、us、them、it、that 、those、this、these)

が文法のルールとなります。

例えば、
Most of the apples I bought at the store were sour.
私がその店で買ったリンゴのほとんどが酸っぱかった。

一番はじめの例文 Most apples are redとの違いは分かりますでしょうか?

一般的にだいたいのリンゴは赤いので限定する必要はなく、

一般論として大抵のリンゴは(most apples)を主語にしています。

それに対して、Most of the apples I bought at the store were sour は真逆です。

一般的にリンゴは酸っぱくはないですよね、特に現代のリンゴは甘いものばかりです。

だから一般的には甘いものが多いけど今回その店で買ったリンゴという

非常に狭い範囲に限定されたものに酸っぱいものが多かったという意味で主語がMost of the applesになるんです。

また、複数の英文を使って書くと、前述したものを代名詞を使ってほとんどの~と表現することも可能です。

(複雑な文を避ける傾向にある口語ではこちらの方が自然かも知れません。)

I bought some apples at that store because I heard they were really good.
But it turned out that most of them were sour.

スゴく美味しいって聞いたからその店でリンゴを買ったんだけど、買ったリンゴのほとんどが酸っぱかったんだ。

他の例文も見て見ましょう。

Most of my Japanese friends in the U.S. are friendly.
アメリカに住んでいる日本人の友達のほとんどは親切です。

ここで、一つの疑問が生まれてしまいます。

限定されている事が条件であれば

most of the people in Japan

と表現出来るのかという疑問です。

なるほど、確かに言えそうな雰囲気ですよね。

が、日本全体で見た場合、「一般的さ」が十分に成り立ってませんか?

というか逆に言うと「日本に住んでる人」や「日本人」くらいでの条件では

限定されきれてないと言った方がいいかも知れません。範囲が大きすぎます。

こういう場合はmost Japanesemost people in Japan と表現するのが適切です。

限定されるにはある程度範囲が狭いことも重要です。

最後に、次の例文のように当然単数形の物にも使えます。

He ate most of the pizza.
彼はピザのほとんどを食べた。

まとめ

今回はmost ~ と most of ~の違いについてお話しをしました。

他にも日本語では一色単に同じ訳しかたをしてしまうけど、

英語ではしっかり使い分けている単語や熟語はまだまだあります。

例えば、
knowとknow of は「知ってる」と訳してしまいますし、

Notice、realize、とrecognize は「気がつく」と訳しがちです。

また、believe、believe in、trustも「信じる」でひと括りにされがちです。

こちらも詳しく解説していますので是非チェックしてみてください。

それでは。

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この記事を書いた人

はじめまして!

うえちか!です。当サイトに遊びに来ていただき、ありがとうございます。

当サイトでは、英語の文法、イディオムなどの知識を発信しています。

小学生から高校生、また大人になってから英語を一から学び直したいという方に活用してもらえたらと思います。

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