こんにちは、うえちかブログです。
今日は「え、これにそんな意味があるの?」という言葉を一つご紹介します。
red tapeという言葉が何を意味するかご存じでしょうか?
そのまま訳すと「赤いテープ」です。
ところがこれが思いもよらない意味になるんです。
どんな意味になるか想像出来ますでしょうか?
例えば、
お店、施設等の新規オープンでお偉いさん方が無駄に大勢で横1列に一本のテープの前に並び、
「3、2、1、オープーン!」でそのテープをカットする。と、予想した方!
全然違います。
正解は「お役所仕事」です。
もうちょい説明すると、
「非効率で手間のかかる形式的な手続き」のことです。
Collins dictionary.comを参照させて頂くと、以下のように定義されています。
You refer to official rules and procedures as red tape when they seem unnecessary and cause delay.
不必要で遅れの原因になる正式なルールや過程をred tapeと言います。
(参考サイト:Collins English Dictionary)
フムフム、
ひとまず意味はわかりました。
ですが、なぜその様に呼ばれるようになったんでしょうか?
その由来を調べてみると、eow.alc.co.jpにこう書いてありました。
18世紀のイギリスで法律文書などを結んでいた赤い布のテープから来ているようです。
19世紀になると「お役所仕事」の意味で使われるようになってきたとのこと。
(参考サイト:英辞郎)
中を見られてはいけない大事な書類を目立つ赤の平紐で結んで置いといたらそりゃ印象に残りますよね。
恐らく当時の上司が部下に向かって
「おい、お前あのred tapeの書類明日までにまとめとけよ!」
なんて言って、そんなときに限って部下は同僚と飲み会の約束をしてたりなんかして、
「わりぃ、オレ今日red tapeだわ、飲み会パス」
なんてやり取りが行われていたのかも知れませんね。
それがいつしかred tape=「時間のかかる面倒で厄介な仕事」
みたいになっていったんですかね。
この会話は全て想像ですが笑。
ここでいくつか例文の見てみたいと思います。
あ、一つ重要な事を忘れていましたが、
red tapeは不可算名詞として扱われ、”a” や複数系は使われません。
例1
World tourism is booming, and this comes from more affordable flights. Moreover, a change to visa requirements has also been a key factor, with red tape being cut in 2013, allowing people from South-East Asia to visit without restriction.
世界的観光にブームが訪れており、そしてそれはお手頃な航空チケットに寄るものです。さらに、2013年に「非効率で手間のかかる形式的な手続き」がなくなり、ビザの必要条件が変更されたのも重要な要因です。それにともない東南アジアの旅行客は制限無しで日本に来れるようになりました。
(参考:東京電機大)
例2
Ever since Sept. 11, 2001, getting an American visa has been a nightmare of red tape.
2011年9月11日以来、アメリカのビザを取得するのは煩雑な手続きの悪夢になっています。
いかがでしたでしょうか。
今回はred tapeのお話でした。
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それでは。
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