「彼は私の友達です。」
コレをそのまま英語に訳すとHe is my friend.
となりますよね。
しかし、こんな中学1年生レベル級の簡単な英文なのにも関わらず、
実は日本の英語学習者を最も悩ませる英文の一つとして長年に渡り君臨し続けているのです。
その理由はHe is my friendは英語的に不自然で言わない、
と説明している日本人がたくさん、さらにはネイティブまでいるということです。
え、ちょっ待てぃよ。
ネイティブがおかしいと言っているなら勝負ありでは?と思われた方も多いのでは?
確かにそうですね。じゃ、答えが出たので今回はここまで!!それでは。
っとはいかないんです。
事態はもう少しだけ複雑であり、今日は本当にHe is my friendと言わないのか?
について書いていきたいと思います。
本当にHe is my friendは不自然なのか?
先ず、なぜmy friendと言わないという意見が上がっているのかというと、
ネイティブの感覚からすると私の唯一の友という特別な意味を持ってしまうそうです。
つまり、He is my friend = He is my only friendとなってしまうわけですね。
ただ、ちょっと待ってください。
じゃあ、本当に彼が唯一の友達であれば問題はないってことでしょうか?
また、逆に1人しか友達がいない人は「私、友達1人しかいないんですぅ。」
と自らカミングアウトしなければならないのでしょうか?
どちらにせよ「友達が一人しかいない」と主張したり「友達は2人以上いる」
と見栄をはる意味もわかりませんし、仮に友達が一人だとして
「友達1人しかいないのかよ、こいつ」と違和感を覚えてしまう感情もよくわからないですけどね。
あ、そっか私には友達がいないから分からないのか、、、。(泣)
その他のネイティブの意見
ここで、本当にmy friendとは言わないのかを、自分でいろいろ調べてみたところ、
多数のネイティブYoutuberさんたちがこぞって
「友達2人以上いたってHe is my friendって普通につかうんですけど」
「全然友達が1人しかいない感はしない」
「He is my friendって普通に使うし。」
と言っている動画が次々と見つかりました。
アメリカで暮らしていた時はHe is my friend, Johnみたいな言い方は普通に良く耳にしていたので、
何の違和感もありませんでしたし、逆に友達1人論争が存在していたこと自体逆に驚きました。
もちろんHe is a friend of mineと言ったり、He is one of my friendsと言ってもまったく問題ありません。
ただ正直、個人的にはわざわざone of my friendsと言う方が違和感があるのでは、、と思ってしまいます。
友達紹介の仕方番外編
誰かと誰かを引き合わせるときは丁寧にHe is my friend, ○○なんて言い方すらしないときも多々あります。
その方法は共通の知り合いが初めて会う二人の名前を言うだけというスーパーシンプルなものです。
例えば、
「ジョン、こちらがウエチカです。ウエチカ、こちらがジョンです。」
は、
John, Uechika. Uechika, John.
これだけです。なんとシンプルな。
初めて聞いたときは何が起こったのかと思いました。
私の名前はジョン・ウエチカでもウエチカ・ジョンでもないですからね。
まとめ
友達を紹介するときは
This is my friend, Tom.
She is my friend, Victoria.
のように言ってもまったく問題はなく、ネイティブにとっても自然な表現ですので何も気にせず使ってください。
それでは。
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