【違いわかる?】near と nearby の違い、わかりますか?

こんにちは、うえちかブログです。

nearnearby、どちらも「近く」を意味しますが使い分けがよくわからないんだよなぁ~

と嘆く英語学習者さんが後を絶たちません。

そんな現状を変えるべく、今回は near と nearby の違いについて書いてみようと思います。

目次

そもそも副詞とは、形容詞とは?

その前に副詞、形容詞について軽くお復習です(おふくしゅうではなく、「おさらい」です)。

形容詞は名詞を修飾、または文の補語となり、副詞はそれ以外(具体的には動詞、形容詞、

その他の副詞)を修飾します。

これは日本語でも同じ感覚なので、先ずは以下でその感覚の理解を深めても良いかと思います。

例えば、

「速い車」の速いという名詞に説明を加えていますよね。これが形容詞の役割りです。

一方、「あの車は速く走る」の文中の速く走るという動詞に係っています。

感覚的にわかると思いますが、速く から 走る に「行きたく」なりませんか?

間違っても 速く→車 とは行きたくならないですよね?

このように動詞など、名詞以外の言葉に「行きたくなる」言葉が副詞というわけです。

それでゆうと速いは何が速いのかと説明するために、名詞に向かいたくなる感覚があると思います。

速い→走るとはならず、速い→車としたくなりますね。これが形容詞の感覚です。

では、本題です。

先ずは nearby から。

Nearby

nearby は「物理的な距離の近さ」を表します。

near + by で出来てるからなのか、

多くの英語学習者の方が nearby を前置詞だと勘違いしているかも知れません。

ですが、実は「形容詞」と「副詞」にしかなれないのです。

それでは一つずつ見ていきましょう。

副詞のnearby

nearbyの一般的、いわば王道な使い方は副詞ではないでしょうか。

文末に置いて「近くに」という意味です。

何処の近く?っとなりそうですが、それは現在地だったり、会話中に出てきた場所だったり、その内容からくみ取って、「この近くに」とか、「その近くに」と意味を変えます。

例文をあげてみます。
Ex.1
A: You know, there is a new shopping mall by the station that opened last week. It’s really really huge.

ねぇ知ってる?駅のそばに先週新しくオープンしたショッピングモールがあるんだけどさ、めちゃくちゃでかいの。

B: Yeah, I know. I live nearby.
うん、知ってるよ、私(その)近くに住んでるんだ。

※その近くとはモールがオープンした場所を指します。

もう一つ見てみましょう。
Ex.2
A: Do you know if there is a post office nearby?

郵便局はこの近くにあるか知ってますか?

B: Yes, there is. It’s at the end of the street right next to the police station.
ええ、ありますよ。この通りの端にあります。交番のすぐ横です。

A: Oh, that’s great. Thanks!
あー良かった。ありがとうございます。

この近くと今自分がいる場所のことです。nearbyは前置詞ではないので neaeby here としてはダメです。注意が必要ですね。

形容詞の nearby

形容詞のnearbyは、物理的な距離の近さを表現でき、冠詞 + nearby + 名詞で「近くの~」となります。

早速例文です。
Ex.1
My aunt lives in a nearby town.

私の叔母は(この)近くの町に住んでいます。

Ex.2
I don’t want to spend 2 hours on the train every day just to go to school.
I’m going to choose a nearby college.

学校行くためだけに毎日電車で2時間もかけたくないよ。
(だから)この近くの大学を選ぶんだ。

ちなみに a college nearby みたいに後ろから修飾しても大丈夫です。

nearbyに関してはこんなところです。

次は near に行ってみましょう。

Near

near は「形容詞」、「副詞」、そして「前置詞」にまでなれてしまう優れもの・・・・の様に見えますが、

結構使い方は複雑だったりしますので実は要注意人物?なのです。

一つずつ見ていきましょう。

前置詞のnear

nearと言ったらなんと言っても前置詞としての一面が大半を占めるのではないでしょうか。

near + 名詞 で~の近くにです。

Ex.1
Do you live near your parents?

実家(親)の近くに住んでるの?

このように near の後は場所だけでなく人物だって置けてしまうんです。

Ex2.
There is a French restaurant near here.

この近くにフランスレストランがあります。

Ex3.
The post office is near the police station.

郵便局は交番の近くです。

よく英語学習者さん達から、near を副詞として使えば

Do you live near?

とゆってもOKなんじゃないですか?と質問を受けます。

が、この使い方はほぼ無いと思った方が良いです。即ちこれは間違いです。

確かに副詞としてみれば文法的に可能なのかもしれませんが、

動詞の後に near で終わると不自然に感じるネイティブが多いようです。

こういう状況では near は前置詞と自然に判断してしまい、near の後ろに名詞が欲しくなるみたいですね。

なので、(この)近くに住んでいますか?と聞きたい時は、

Do you live near here

としなければ行けません。

だから She lives near. と言ったら、Near what? とネイティブさんは思うでしょう。

形容詞のnear

先刻、形容詞は名詞の前に置くと説明しましたが、near はこの使い方は出来ません

ですので以下は間違いです。
❌a near convenience store
❌the near hospital
❌the near person

また、人/物の場所を伝える時も

The post office is near. ともあまり言いませんね。

「まぁ、ここの近くなんだな」と察してくれると思いますが、

やはり near の後ろに here とか the station 等の場所を表す名詞を持ってきた方が良いです。
(上の ◼️前置詞のnear を参照下さい)

じゃあ、形容詞として使えなくない?と思いますよね。

ご心配なく、ちゃんと形容詞としての活躍の場はあります。そしてSTAP細胞もありま・・・。

それはそうと、実は場所よりもむしろ時間を表す時に near は使われます。
(nearby は時間と近さでは使えません)

Ex1.
Christmas is near. I think we should go buy presents for our kids soon.

クリスマスがもうすぐだね。そろそろ子供達のプレゼント買いに行かないとだね。

Ex2.
I can feel it getting warmer. Spring is near.

だんだん暖かくなってるのを感じるね。春が近づいてるね。

Ex3.
Why don’t we visit Kyoto in the near future?

近いうちに(近い将来)京都に行かない?

in the near future はよく使われるので、このまま覚えてしまって良いかと思います。

そして、ある特殊な状況でのみ near を「時」以外にも名詞の前に置いて良い事になっています。

それは、遠いものと近いもの対比する時です。

Ex4.
Is the
far side of the moon more difficult to reach than the near side?
月の裏側の方が表側よりも到達が難しい?

副詞のnear

最後は副詞です。

先ほど、Do you live near? は❌と申しましたね。

しかし、何事にも例外はあります。

Draw near で (時が)近づくという熟語になるんです。

Ex1.
As spring draws near, flowers are starting to come out.

春が近づくにつれて、花が咲き始めています。

もう一つ慣用表現を紹介します。

come near(close) to ~ing で「もう少しで~しそうになる」です。

I came near(close) to missing my flight.
もう少しで、フライトに乗り遅れるところだった。

また、比較や原級の表現では副詞として使えます。

Ex2.
I’m looking for an apartment as near to the office as possible.

事務所(会社)に出来るだけ近くにアパートを探してるんだ。

この場合、near の代わりに close も使えます。

というか本音を言ってしまえば、慣用句でもない限り near を形容詞とか副詞として使おうとして判断に迷ったらほとんどの場合 close を使うことをお勧めします。

その方が確実ですし、より自然です。

やはり near は前置詞として使われる場合が圧倒的に多いですかね。

まとめ

以下がでしたか、near と nearby の違いについて書いてみました。

意味的にはほぼ同じではありますが、それぞれ使い方が全然違いますよね。

特に near は細かくて今回全て書くことは出来ていませんが、

先ずは上にあげられてる点を理解していただくだけでもテストも

コミュニケーションほぼ乗りきれると思いますので、

何度も読み直して感覚をつかんでみてください。

それでは。

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この記事を書いた人

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うえちか!です。当サイトに遊びに来ていただき、ありがとうございます。

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