こんにちは、うえちかブログです。
緩叙法(かんじょほう)という言葉をご存知でしょうか?
緩叙法とは、自分が言いたいことを伝えるのに直接それを言うのではなく、
逆のことを否定することにより真意を強調して伝えることです。
英語でlitotesと言います。
ちょっと分かりづらいですかね。
例えば
That’s great!
めっちゃ良いじゃん
ではなく
That’s not too bad at all!
全然悪くないじゃん!
という感じです。
タイトルにある Not a little は「全然少なくない」→a lot (たくさん)となります。
ですので
I’m not a little tired = I’m so tired
すごく疲れた
と言う意味になります。他には
He has aged not a little = He has aged a lot.
彼はかなり老けた。
しかし、普段の会話ではあまり使われず、古くさい英語のようです。
イギリス英語では使われることが未だにあると聞いたこともありますが、
アメリカ英語ではほぼなく、古風な文学的な表現と感じるようです。
また、一つ注意も必要です。
Not a little は「かなり」「たくさん」ですが not a bit は同じ様な表現ですが、
これは真逆の(真逆と言うか文字通りそのまま)「少しも」となります。
Littleとbitを比較してみるとこうなります。
He isn’t a little tired.
彼はとても疲れている。
He isn’t a bit tired.
彼は全然疲れてない。
He has aged not a little.
彼はかなり老けた。
He has not aged a bit.
彼は全く年老いていない。
このように意味が全く反対になるので気を付けてください。
古風な表現になり、日常会話では見なくなる表現を何故覚える必要があるのか、、、。
筆者もそう思います。
ですがこのような「うんちく染みた」クイズ番組バリの問題を聞いてくるのが受験の試験だったりします。
なので実際には使われなくともテストには出てしまうので覚えた方が身のためです。
試験ですから知識を問う以上難しい問題を出題するわけで、
レアな使い方の方にどんどん向かってしまうのは致し方ないのかもですが、
そんな知識豊富な人たちが簡単な会話すら出来ない今の日本の英語教育はいかがなものかと。
筆者はそう思いますけどね。
それでは。
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